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すべての道はローマに通ず
ミュンヘン空港でのトラブルを乗り越え(実際、下手するとプラン全体がボツになる可能性もあった。)
ついに、憧れの古代ローマの首都、「ROME」にやってきたのである。
夢は行動力(と金)が伴えば叶うものなのであると確信した瞬間であった。
古代ローマは、なんといっても東ローマ帝国の終焉までを含めれば二千年に渡る歴史があり、現代にいたるまで言語や法律、文化など多大な影響を及ぼした国である。
そのかつての巨大帝国の首都がこのローマなのだ!
ほら
特に意味のない壁にも歴史を感じるではないか・・・?
今回は、非常に限られた時間(1・5日)の中で回ったローマの観光先を紹介したいと思う。
【フォロ・ロマーノとパンテオン】
ローマで見るべき遺跡は数え切れないほどある。
なかでも、私が真っ先に訪れたかったのはこの「フォロ・ロマーノ」であった。
こここそが、古代ローマの政治の中心であり、ローマの中のローマであるといっていい。興味のないひとからすればただの廃墟かもしれないが、わたしには何時間、いや何日いても飽きないだろう。
ちなみにコロッセオからは実に近い距離にある。歩いて5分とかからない。
コロッセオに入るにも、フォロ・ロマーノの入るにもチケットが必要なので、並んで購入しなくてはならない。
怪しげなチケット売りや物売りには要注意だ。
事前にインターネットで予約しているとスムーズなので、前日にでも予約をしておいたほうがいいと思う。
この時は、これでも少ない人であったようでラッキーだった。
海からは結構離れているはずだが、カモメがいた。
なお、カモメと一緒に写っていた女性が写っているが偶然である。
ことを申し添えておきたい。パンテオンはフォロ・ロマーノから少し離れた場所にある。
コチラもローマンコンクリートによって建造された傑作である。
ためいきしかでない。
なかは薄暗くひんやりしているので休憩にも最適。
【コロッセオとチルコ・マッシモ】
コロッセオは古代ローマのアリーナ、いまでいうサッカースタジアムのような場所である。ここでは血なまぐさいショーが行われていた。
工事はウェスパシアヌス治世の70年に始まり、ティトゥス治世の80年に、隣接するティトゥス浴場と同時に完成・落成した。使用開始に当たっては、100日間に渡り奉献式のイベントが行われ、模擬海戦が行われると共に、剣闘士試合で様々な猛獣5000頭が殺され、数百人の剣闘士が命を落としている。
(フリー百科事典 Wikipediaより抜粋)
ここでのショーに観客は熱狂した!
混迷する政治から民衆の不満の矛先をそらすには、今も昔もショーが有用なのだ!
ちなみに、ラッセル・クロウの「グラディエーター」を見ると当時のショーの様子が理解できる一助になるかもしれない。
二千年も前の建造物が、破壊されたとはいえこうして現代にも威容をたたえて残っているというのは驚嘆すべきことだ。
このような遺産があるということのみにおいても、ローマを訪れるべき価値があると思う。
超絶有名な観光地なので、観光客の数も桁違い!入るのに2時間とかかかってしまう。ディズニーランドの乗り物並みだ。
これまた事前に予約ができるので、そうしておくことをオススメする。
というか、どこもかしこもチケット売り場は長蛇の列であり、事前予約が必須であることに後で気づいた。
ここは古代ローマの時代に戦車レースが行われていた場所で、映画で言うと「ベンハー」を見るといいかもしれない。
他にも、トレヴィの泉やカラカラ浴場など、観光名所をあげると、本当にきりがないほどだ。できれば、古代ローマに関連するところはもっと回りたかったが、
時間と体力の限界だった。1日で3万歩くらいあるいていた。
距離にして12kmくらい。
ぜいたくに行くならば1週間まるまるローマ滞在でもいいくらいだ。
まあ、そもそも1週間程度でイタリアを観光するというのが私にとっては無謀な試みだったのかもしれない。
イタリア滞在記① 出発編
イタリア滞在記② ミュンヘン空港編
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