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イタリア滞在記① 出発編

憧れのローマ遺跡


古代ローマ帝国は、ほぼ世界を征服したといってもいいと思う。
それほどの帝国が、2,000年に渡って生きながらえたとはいえ消滅してしまったのには、やはり大きな理由があるのだと思う。
そんな人類史に巨大すぎる足跡を残したローマ帝国について、強い興味があったので、ローマにはぜひ行ってみたかったのである。



さまざまな幸運が重なって、イタリアに旅行できることとなった。
かねてよりの興味の対象であったローマ(とヴェネツィアも!!)を訪れることができるのは、望外の喜びである。
この日は仕事も特にたてこんでいなかったので、3時から休みをとって17:30ごろに家を出た。

関空についたのは21時ごろであっただろうか。
この家から関空まで来るのに3時間くらいかかるめんどくささと費用を考えれば、地元の空港を使って羽田まで行った方がましなのではないかと思い、次の旅行からは極力そのようにしようと思った。
 関空にとった宿は初めてのカプセルホテルだった。
これは友人の勧めからだった。

結論から言うと、
わたしのように他の人のいびきや布ずれの音が気になる人にはおすすめしない。
あとセキュリティも入り口の布一枚なので、わたしのように寝る部屋に防犯用の手斧を用意しているような、ヴァイキングのような性格の人にもおすすめしない。
そんなひとは価格も6,000円くらいなので、泉佐野に普通にホテルとったほうがいい。送迎バスもあるのだから。
この日は結局ほとんど寝れていなかった。
トランクのカギと部屋のカギをいっしょにカウンターに返していたことに後で気づいた。こんなアホなミスもするのだから、やはり時間には余裕を持った方がいいだろう。


2/14日の時点ですでにコロナウイルスが日本国内で猛威を振るっていたが、なんとかイタリアに向けて出発できそうだった。前回の香港も、デモの最中だったがぎりぎりなんとかなった。なぜわたしの旅はいつもギリギリになるのだろう。
不思議だ。きっとスリリングな旅の神がそうさせるのだろう。

もっと安心していかせてほしいものだ(笑)


今回の旅は三人の予定であったが、前述のコロナウイルスの影響でひとりこれなくなってしまったのは、そういった理由からだ。
極めて残念だが、やむをえないだろう。
いやむしろ、そういった状況の中でイタリアに行こうとする我々の方が酔狂なのかもしれない。

翌日、チェックインは前回の香港の反省もあって早めにすました。
そのときカウンターで「ミュンヘンまでですね」といわれて若干違和感を覚えたにも関らず、「ええそうです」などと気取ってスルーしてしまったことが後々大きな問題となることは、この時まだ知る由もなかった。

なぜ「ローマまでですよ」といわなかったのか。
ちなみに両替は関空でできるが、ネットクーポンを使うと若干安くなるので試しておいたほうがいいだろう。

飛行機では相変わらず寝ることができず、イコライザ2、ヴェノム、チャーリーズエンジェル、名探偵ピカチュウを見る。
見たいのが揃ってたんだもんしかたないよね。


つづく





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