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【ボドゲ】ROOT④ 放浪者(Vagabond)を分析する

 自由度の高いプレイができる放浪者は初心者にはオススメできない


今回は、基本セットのうちラストのキャラ、「放浪者」(Vagabond)を紹介していきます。タヌキかと思ったらアライグマです。海外ではタヌキはかなりの珍獣だそうですw

この放浪者ですが、かなり強い能力を持っています。しかし、ほかのキャラとは違う点が多く、ROOTをかなり理解しているプレーヤーでないと、うまく機能しないと思いました。その理由を挙げていきます。





●行動がアイテムによって規定される

Vagabondは、ほかのキャラと異なり「アイテム」をたくさん保持できます。

「ブーツ」なら移動を、「剣」なら戦闘を行う・・・のように各種行動を行うにあたって、該当するアイテムが必要になってきます。これらを実施する順番は任意なので、ROOTのルールをよく理解していないと、思うように行動できないという事態になりそうです。


●バランサー的役割

放浪者の能力に、他プレイヤーを攻撃したり、動物カードを挙げたりするものがあります。

この能力で、独走している人を妨害したり、出遅れている人を支援したりして、ゲーム内のバランスを保っていきつつ、しれっと勝ち点をとっていくというのが(多分)面白いやり方なんだと思います。逆に、誰かに肩入れしすぎたりしてしまうのは、ゲームとして面白くなくなってしまうのかなと感じます。

その辺のさじ加減はやはり慣れたプレーヤーのほうがいいと思います。


●何をしていいかわからない

放浪者はやれることがたくさんあるので、明確に「こんなプレイをしよう」という意思がないと何をやっていいかわからなくなります。最初に三体(拡張を全て入れると9体)のうち

プレイする1体を選択するのですが、キャラごとに特殊能力が異なっています。

ただ初見では、それさえもよくわからないと思います。


●まとめ

と、いろいろとあるのですが、やはり中~上級者向けのキャラなんだろうと思いました。まるっきりルート初見のプレーヤーには向いていないと思います。

他プレイヤーの兵士コマが1個でかる建築物トークンがあるようなところに、忍び込み、建築物を破壊してポイントを稼ぎましょう(笑)

サムは今のところ、Androidアプリ版でルールを覚えていっているのですが、4人プレイなど対人環境でプレイしたら面白さも変わってくるのかもしれません。期待!



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