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◆北朝鮮がミサイルをグアムに発射するかも
2017年に入って北朝鮮とアメリカの挑発合戦はエスカレートし
「グアムに向けて4発の弾道ミサイルを発射する予定である」というニュースが2017年8月上旬に世界を駆け巡った。
その影響でドルが売られ、円やスイスフランが買われた。
株価は世界中で軒並み下落。
いまや、世界経済の行く末すらもトランプと金正恩の手のひらにあるといっていい。
「北朝鮮なんかすぐアメリカが潰してくれるだろう」
なんて話も聞くけれど、ことはそう単純じゃない。
確かに北朝鮮とアメリカの国力差や戦力は比較にならないくらいに差が開いている。もし、アメリカと北朝鮮しかこの世に国がなかったら、北朝鮮はとっくに滅んでいるだろう。
でも、現実には中国やロシア等がいる。
彼らは、北朝鮮が存続してくれたほうが都合がいいのだ。
なぜか。
もし、北朝鮮がアメリカに侵攻されてしまった場合、北朝鮮には必ず親米的な政権が打ち立てられるだろう。
そうなってしまうと、中国やロシアはアメリカ傘下の国と直接国境を接することになるのだ。
出来れば緩衝地帯として北朝鮮には反米国家として残ってほしい。
そういった思惑があるのだ。
たとえば、お隣さんとめちゃくちゃ仲が悪かったとする。
もしそこに、温和な人が家を建てて間に入ってくれたら?
ちょっとは、状況がましになるんじゃないだろうか。
北朝鮮はとてもじゃないが温和な隣人とはいえないケド。
●核兵器はなぜなくならない
北朝鮮のやっていることは絶対に許されるものではないと思うが、では翻って国際連合を構成し、常任理事国となっている
アメリカ
フランス
イギリス
ロシア
中国
はどうなの?
と思ってしまう。要するに彼らは
「俺たちだけが核兵器を持つことができて、あとの国は持っちゃダメヨ~。ダメダメ!」といっているのだ。
東京エレキテル連合のTwitterより 単独公演開催! |
そして、我らが日本もそこに乗っかっちゃってる。
これって理屈的におかしくないか?
仮に、わしとあなたとあと4人が友達だったとしよう。
そして、あなた以外のメンバーは拳銃をもっているとする。
そのことはあなたも知っている。
この状況で、例えばわしがあなたに何かお願いをしたとする。
・・・おもむろに拳銃をちらつかせながら。
この状況で「ノー」が言えるだろうか?
普通は言えないだろう。丸のみとは行かなくとも、緩和してもらいながら最終的に条件をのまざるをえないのではないだろうか。
これは一見脅されていなくても、ほとんど脅しである。
明らかに一方が不利な状況になってしまうのだから。
しかも、先に銃を持っていたやつらは、あとから来た奴が銃で武装することを禁止している。
俺(ら)はいいけど、のび太はだめな!!
こどものイジメじゃん・・・。
でも、そんなのがまかり通るのが国際社会。
しかも、ドラえもんは存在しないのだ。
では、
この状況を解決するには?
全員が銃を捨てるか、持つかしかない。
だが、一向に上記の五カ国やほかの保有国は銃(核兵器)を廃棄しようとはしない。
当然だろう。
持って居る限り、交渉が自国に圧倒的に有利になるのだから。
だから、対抗するために持たざる国は核兵器を持とうとしているのだ。
交渉で不利にならないために。自国の利益を守るために。
だから核兵器は悪魔の兵器といわれながらも、なかなかなくならないのであろう。
まあ、そんなことを悠長に言っていると核拡散に歯止めが利かなくなるし、いずれテロリストの手に渡ってしまうと、いつどこで核爆発が起きるか分からなくなるから、すみやかに核兵器は無くすべきだと思う。
理想的には。
残念ながら、現実はそうではないことは上記のとおりだ。
北朝鮮とアメリカのやりとりが、どういった結末を迎えるのかわからないけれど、いつの時代も大国間のパワーゲームは存在するし、我々もその中で生きているのだと実感する出来事である。
このチキンレースの結末はどうなるのか。
トランプと金正恩と神のみが知っている。
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